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希望の郷大治の話

夜の希望の郷大治

今日は、「いち相談員」として心に沁みた出来事を一つ。

つい先日、ある女性入居者様(Aさん)が自宅へお戻りになられました。特養としては珍しい事だと思います。今年の4月にAさんが入居された理由は

「旦那様の腰椎粉砕骨折により介護が難しくなった」ことです。

旦那様と病院で面談した際、涙ながらに「迎えに行くから待っとれと嫁に言ってください。それまで、面倒かけるけどお願いします。」と何度も仰っていました。

ただ、病院の先生からは「ご主人様が自宅に帰るのは難しいと思う。もしかしたら、2人とも施設に入らざるを得ない状況になるかも。」と、聞いていただけに私としては複雑な思いだったことを覚えています。

旦那様が自宅療養中、Aさんはなるべく介護のスタッフの手助けを借りないよう、身の回りのご自分でできることはご自分でやっていただくことに努めておられ、介護認定の結果、要介護3から要介護1に下がりました。

旦那様も腰椎の骨折後、懸命にリハビリに努め8月に退院され、万全の状態で奥様を迎えに来られました。

先生も驚いていたそうです。

私としては入居者様が出て行ってしまわれるのは寂しい事ですが、その時の本人様の嬉しそうな顔といったら今まで見たこと無いほどで・・・!

主に介護を担当していたスタッフから「去り際に何か言ってなかった?」と聞かれ「ニコニコしながら帰っていかれましたよ」と伝えた時の落胆した顔には笑ってしまいました。

旦那様を含めたご家族から、何度も「本当にありがとう。」と感謝のお言葉を頂き、娘様からは「感謝しかありません。今度は私の旦那の母の入居を考えています。」とまで言ってくださいました。

相談員やってて良かった!!と思わせてくれる、良い出来事でした。

写真は夜の希望の郷大治です

参考)要介護区分と心身の状態

区分心身の状態
自立日常生活に支援や見守りが必要ない。
要支援1基本的な日常生活動作は自分で行えるが、一部動作に見守りや手助けが必要。
要支援2筋力が衰え、歩行・立ち上がりが不安定。介護が必要になる可能性が高い。
要介護1日常生活や立ち上がり、歩行に一部介助が必要。認知機能低下が少しみられる。
要介護2要介護1よりも日常生活動作にケアが必要で、認知機能の低下がみられる。
要介護3日常生活動作に全体な介助が必要で、立ち上がりや歩行には杖・歩行器・車いすを使用している状態。認知機能が低下し、見守りも必要になる。
要介護4要介護3以上に生活上のあらゆる場面で介助が必要。思考力や理解力も著しい低下がみられる。
要介護5日常生活全体で介助を必要とし、コミュニケーションを取るのも難しい状態。

この投稿は2021年9月24日にSNSに投稿した内容を編集して再投稿しております