最期の時をどこで過ごす?介護施設における「看取り介護」の流れとサポート体制
目次
皆さま、こんにちは。
いつも希望の郷のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
介護施設への入居を検討される際、多くの方が直面するのが「最期の時をどこで、どのように過ごすか」という問いではないでしょうか。
最近では、住み慣れた場所で最期まで過ごす「施設での看取り」を希望されるご家族が増えています。今回は、希望の郷/希望の郷大治が行っている「看取り介護」について、その考え方と具体的な内容をお伝えします。
看取り介護とは?
看取り介護とは、近い将来に死が避けられない状態にある方に対し、無理な延命治療を行うのではなく、「身体的・精神的な苦痛を和らげ、その人らしく穏やかに人生の最期を迎えられるよう支えるケア」のことです。
私たちは、利用者様が「希望の郷に来て良かった」と感じ、ご家族が「希望の郷で最期を迎えられて良かった」と思えるような、温かな時間を提供することを目指しています。
私たちが大切にしていること
当施設の看取り介護では、以下の3つの柱を大切にしています。
「日常」の継続: 特別な場所へ行くのではなく、いつものお部屋で、いつものスタッフが、変わらぬ笑顔で寄り添います。
苦痛の緩和: 医師や看護師と密に連携し、痛みや息苦しさを最小限に抑えるケアを優先します。
ご家族へのサポート: 刻々と変わるご容態を丁寧にお伝えし、心の準備や、最期の時間をどう過ごしたいかというご希望に対しての支援を行います。
看取り介護への移行について
看取り介護を開始する場合は、以下の手順に沿ってご案内いたします。
意思確認と同意: 終末を迎える選択肢について丁寧な説明を行い、ご本人(可能な場合)とご家族の意向を確認し、看取りの方針を決定します。
多職種チームでの計画作成: 介護職員、看護師、生活相談員、ケアマネジャー、管理栄養士、医師が連携し、利用者様の状態またはご家族の求めに応じて随時にご家族への説明を行います。尚、必要に応じて計画内容の見直し、変更を行います。
計画に沿ったケアの開始
看取り介護の実施内容
環境整備
・ご家族が気兼ねなく付き添い、入居者本人と最期の時間を過ごせるように、室温調整や採光、換気、清掃等の環境整備に努めます。
・尊厳ある安らかな最期を迎え、その人らしい人生を全うするための施設環境整備の確保を図ります。
栄養と水分の提供
利用者様の食事・水分摂取量、浮腫、排尿便等のよりきめ細やかな確認を行うとともに、身体状況に応じた食事の提供や好みの食事の提供に努めます。
清潔の保持
利用者様の身体状況に応じ、可能な限り入浴や清しきを行い、清潔保持と感染症予防対策に努めます。その他、入居者本人、ご家族の希望に添うように努めます。
苦痛の緩和
【身体面】入居者の身体状況に応じた安楽な体位の工夫と援助及び疼痛緩和等の処置を適切に行います。
【精神面】身体機能が衰弱し、精神的苦痛を伴う場合、手を握る、身体をマッサージする、寄り添う等のスキンシップや励まし、安心される声かけによるコミュニケーションの対応に努めます。
ご家族の支援
・変化していく身体状況や介護内容については、定期的に医師または看護職員から説明を行い、利用者本人、ご家族の意向に沿った適切な対応を行います。
・継続的にご家族の精神的援助(現状説明、相談、こまめな連絡等)あるいは本人、ご家族から求められた場合における宗教的な関わりと援助を行い、カンファレンス毎に適時の状況説明を通して、利用者本人、ご家族の意向を確認します。
・死後のケアとしてのご家族支援と身辺整理支援を行います。
看取りに関する職員教育

希望の郷における看取り介護の目的を明確にし、以下のような職員研修を実施し、死生観教育と理解の確立を図るものとします。
(1) 看取り介護の理念
(2) 死生観教育、死へのアプローチ
(3) 看取り期に起こりうる機能的、精神的変化への対応
(4) 夜間・急変時の対応
(5) 看取り介護実施にあたりチームケアの充実
(6) 家族への援助法
(7) 看取り介護についての検討会
最後に
看取りは「お別れの準備」であると同時に、これまでの人生を慈しむ「大切な時間」でもあります。
私たちは、利用者様のこれまでの歩みに敬意を払い、最期の瞬間まで尊厳を守り抜くパートナーでありたいと考えています。「最期までここで過ごさせてあげたい」という想いがある方は、いつでもお気軽にご相談ください。
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